会場に一歩足を踏み入れた瞬間、周りの空気がざわめくのを美璃は肌で感じた。
颯士の腕に添えた手を、きゅっと軽く握ってしまう。
「本日はお招きありがとうございます」
ハイヒールを履いた美璃に合わせて、ゆっくり歩いてくれる颯士が周りへ挨拶する。
周囲からは驚いたような視線が向けられた。
美璃にその意味はよくわからなかった。
(颯士さんがカッコいいからかな? でもそれだけにしては……?)
不思議に思ったけれど、自分も挨拶をしながらゆっくり奥へ進んでいった。
会場もまた、豪華な内装だった。
婚約のパーティーなのだから、白とシルバーを基調とした、華やかな飾りつけがされている。
立食形式のパーティーなので、隅にはこれから料理が運ばれてくるらしきセットが置いてあった。
白いクロスがかけられたテーブルがいくつか並び、颯士はそのうちのひとつの前で、立ち止まる。
「このへんで過ごそうか?」
提案されたが、なにしろ美璃はこういったパーティーが初めてだ。
勝手もわからないし、不満もなかったので、「うん」と受け入れておく。
颯士の腕に添えた手を、きゅっと軽く握ってしまう。
「本日はお招きありがとうございます」
ハイヒールを履いた美璃に合わせて、ゆっくり歩いてくれる颯士が周りへ挨拶する。
周囲からは驚いたような視線が向けられた。
美璃にその意味はよくわからなかった。
(颯士さんがカッコいいからかな? でもそれだけにしては……?)
不思議に思ったけれど、自分も挨拶をしながらゆっくり奥へ進んでいった。
会場もまた、豪華な内装だった。
婚約のパーティーなのだから、白とシルバーを基調とした、華やかな飾りつけがされている。
立食形式のパーティーなので、隅にはこれから料理が運ばれてくるらしきセットが置いてあった。
白いクロスがかけられたテーブルがいくつか並び、颯士はそのうちのひとつの前で、立ち止まる。
「このへんで過ごそうか?」
提案されたが、なにしろ美璃はこういったパーティーが初めてだ。
勝手もわからないし、不満もなかったので、「うん」と受け入れておく。



