超イケメン男子たちと、ナイショで同居することになりました!?


「ひなる驚いた?サプライズだよ」
「葵くん!」

いなくなった葵くんは、いつの間にかリビングに入っていて。皆と一緒に、クラッカーを持っていた。

「せっかくひなるが部活を作ったのに、体育祭でバタバタしてたからさ。お祝い出来てなかったでしょ?だから今日やろうって、皆で話してたんだ」
「そうだったんだ……っ」

部屋を見渡すと、まるで誕生日のように飾り付けがされていた。カラフルな風船、長いガーランド。まるで女子がしたような芸の細さに、圧倒される。
すると葵くんに背中を押された。「こっち」とリビングに誘われると……甘い匂いが、鼻腔をくすぐる。

「下手っぴだけどさ、俺たちなりにおかしも作ったよ!」

じゃじゃーん!と手を広げる七海先輩。すると隣でパーティコーンを被った翼くんが苦笑を浮かべた。

「七海さんは焦がし担当だったくせに」
「翼クンこそ!おかしを不味くするセンスはバッチリあったよね!」
「だから材料を多めに買ったんだよ!失敗するだろうと思ってだな……」
(出かける時に大きな袋を持っていたのは、おかしの材料を買いに行ってたんだ!)

テーブルの上には、クッキーやシフォンケーキ、ゼリーやチョコが並んでいた。確かに変わった形のクッキーはあるけど、全然気にならない。むしろ……

「もったいなくて、食べられません……っ」

私のために作ってくれたんだ。みんなおかし作りなんて、初めてだろうに、一生懸命作ってくれたんだ。

「うぅ、ありがとうございます〜っ」

嬉しくて、感動しちゃって。涙がポロポロこぼれちゃう。すると紫温先輩が、ハンカチを渡してくれた。