こういうの……すごくドキドキしちゃう。
桐生さんの優しさに触れるたび、鼓動が速くなって、なんて表現していいのか分かんないけど、グワッとする。
「なんっだそれ~!!」
「ガハハッ!!マジやべぇーじゃん!!」
前からド派手な2人組が歩道を占拠する勢いで歩いて来ている。
あの感じだと、避ける気なさそうだなぁ。多分、私にぶつかってきそう。
そう思った時、私の腰に手が回ってきて、優しく車道側に移動させられた。
・・・・桐生さんの触れたところがアツい。
「でさぁ!!」
── ドンッ!!
案の定、桐生さんにぶつかったド派手な男。
「オイ。痛ってぇな!!」
「……って、おい!!馬鹿か!!やめとけ!!」
「あ!?んだよ!!」
「いいからオマエ!!もう黙れって!!」
制止してる人は桐生さんの顔色を伺って、怯えている様子だった。
この人、多分……桐生さんが“何者”か……知ってるんだ。
桐生さんを見てこんなにも怯えるなんて……。
「あ!?ビビってんのかぁ!?ったく。ちょーーっとイイ女連れてるからって調子こくんじゃっ……」
「マジでやめろって!!すっ、すんません!!」
桐生さんは顔色ひとつ変えずに、私の背中に手を添えて歩き始めた。
桐生さんの優しさに触れるたび、鼓動が速くなって、なんて表現していいのか分かんないけど、グワッとする。
「なんっだそれ~!!」
「ガハハッ!!マジやべぇーじゃん!!」
前からド派手な2人組が歩道を占拠する勢いで歩いて来ている。
あの感じだと、避ける気なさそうだなぁ。多分、私にぶつかってきそう。
そう思った時、私の腰に手が回ってきて、優しく車道側に移動させられた。
・・・・桐生さんの触れたところがアツい。
「でさぁ!!」
── ドンッ!!
案の定、桐生さんにぶつかったド派手な男。
「オイ。痛ってぇな!!」
「……って、おい!!馬鹿か!!やめとけ!!」
「あ!?んだよ!!」
「いいからオマエ!!もう黙れって!!」
制止してる人は桐生さんの顔色を伺って、怯えている様子だった。
この人、多分……桐生さんが“何者”か……知ってるんだ。
桐生さんを見てこんなにも怯えるなんて……。
「あ!?ビビってんのかぁ!?ったく。ちょーーっとイイ女連れてるからって調子こくんじゃっ……」
「マジでやめろって!!すっ、すんません!!」
桐生さんは顔色ひとつ変えずに、私の背中に手を添えて歩き始めた。



