・・・・つーか、なんでお前らが並んで歩いてんだよ。
コイツらが並んでる後ろ姿を見ると、モヤモヤするわイライラするわで散々だっつーの。
「ははっ。不破さんって面白いですね」
「ええ?梓ちゃんもなかなかだけどね~」
いつも俺に向けていた笑顔を雄大にも向けるんだな。
──── 気に入らねえ。
「……なっ!?」
気付いた時には梓の腕を掴んで引き寄せていた。
「び、びっくりしたぁ……。どうしたんですか?」
驚いた顔をして、俺を見上げてくる梓。
「…………いや、悪い」
冷静になって自分のヤバさに気付く。
つーか、無意識に体が動くとかヤベぇだろ。
「……海老……嫌いでしたか……?」
・・・・ちげーよ。
そんな申し訳なさそうな顔をして、ズレたこと聞かれても反応に困んだろうが。
「嫌いじゃねぇ」
「そ、そうですか……」
「くくっ。自分で動きなよ、誠。そんな引っ張ったりしなくても~」
雄大はおそらく『そんな引っ張ったりしなくても、誠が梓ちゃんの隣へ来れば良かっただけじゃん。ま、咄嗟に手が動いた……みたいな感じだろうけど?くくっ。余裕がないねぇ~』って言いてぇんだろうな。
コイツらが並んでる後ろ姿を見ると、モヤモヤするわイライラするわで散々だっつーの。
「ははっ。不破さんって面白いですね」
「ええ?梓ちゃんもなかなかだけどね~」
いつも俺に向けていた笑顔を雄大にも向けるんだな。
──── 気に入らねえ。
「……なっ!?」
気付いた時には梓の腕を掴んで引き寄せていた。
「び、びっくりしたぁ……。どうしたんですか?」
驚いた顔をして、俺を見上げてくる梓。
「…………いや、悪い」
冷静になって自分のヤバさに気付く。
つーか、無意識に体が動くとかヤベぇだろ。
「……海老……嫌いでしたか……?」
・・・・ちげーよ。
そんな申し訳なさそうな顔をして、ズレたこと聞かれても反応に困んだろうが。
「嫌いじゃねぇ」
「そ、そうですか……」
「くくっ。自分で動きなよ、誠。そんな引っ張ったりしなくても~」
雄大はおそらく『そんな引っ張ったりしなくても、誠が梓ちゃんの隣へ来れば良かっただけじゃん。ま、咄嗟に手が動いた……みたいな感じだろうけど?くくっ。余裕がないねぇ~』って言いてぇんだろうな。



