「うかうかしてちゃ~取られるよ?」
「だからーー、桐生さんとはそういうのじゃないのっ!!ていうか、美冬はどうなの!?“彼氏が~”なんて話、一切聞いたことが無いんですけど!!」
「あたしが特定の男を作るタイプだと本気で思ってんなら、友達辞めた方がいいんじゃなーい?」
「微塵も思ってない!!」
「いや、それはそれで失礼すぎでしょ」
──── 結局、学校での休み時間も、タピってる時も、何故か桐生さんの話で持ちきりになった。
『“禁断”なんてもんはな、ブッ壊す為にあんだよ』なんてサラッと言えちゃう美冬は、やっぱりカッコいいなって思う。
美冬って可愛いけど、本当にカッコいいんだよね。
「んじゃ、また~」
「送ってくれてありがとう。明日、顔出すね」
「うい~」
今日は時間があるからって、マンション付近まで送ってくれた美冬。
可愛くてカッコいいとかズルいな、本当に。
美冬の後ろ姿が見えなくなるまで見送って、マンションへ向かった。
・・・・美冬は基本、土日バイト漬けだから、私がバイト先に通ったりしてて、もう常連中の常連になっている。
平日もバイトはあるけど、『梓との時間はマジで必須でしょ』って、ちょくちょく休みを取ったり、バイトの時間を調節してくれたりと、“私の彼氏か!!”って言いたくなるくらいなことを、当たり前かのようにしてくれている。
「だからーー、桐生さんとはそういうのじゃないのっ!!ていうか、美冬はどうなの!?“彼氏が~”なんて話、一切聞いたことが無いんですけど!!」
「あたしが特定の男を作るタイプだと本気で思ってんなら、友達辞めた方がいいんじゃなーい?」
「微塵も思ってない!!」
「いや、それはそれで失礼すぎでしょ」
──── 結局、学校での休み時間も、タピってる時も、何故か桐生さんの話で持ちきりになった。
『“禁断”なんてもんはな、ブッ壊す為にあんだよ』なんてサラッと言えちゃう美冬は、やっぱりカッコいいなって思う。
美冬って可愛いけど、本当にカッコいいんだよね。
「んじゃ、また~」
「送ってくれてありがとう。明日、顔出すね」
「うい~」
今日は時間があるからって、マンション付近まで送ってくれた美冬。
可愛くてカッコいいとかズルいな、本当に。
美冬の後ろ姿が見えなくなるまで見送って、マンションへ向かった。
・・・・美冬は基本、土日バイト漬けだから、私がバイト先に通ったりしてて、もう常連中の常連になっている。
平日もバイトはあるけど、『梓との時間はマジで必須でしょ』って、ちょくちょく休みを取ったり、バイトの時間を調節してくれたりと、“私の彼氏か!!”って言いたくなるくらいなことを、当たり前かのようにしてくれている。



