何故か私が不貞腐れる始末。
特に何も言わず、濡れた髪をかき上げながら私を見下ろす桐生さん。
大人の色気……というより、桐生さんの色気が凄すぎて心臓に悪い。
胸がドキドキして、爆発しちゃうんじゃないかって本気で心配になる日々。
そんな状態になっていることは、桐生さんが知るはずもなく、めちゃくちゃ距離感がバグってる時もしばしば……。
今、まさにそれ。
顔、近すぎるんですけど!!
「飯」
「……」
───── 『腹減った。今日の晩飯なに』と桐生さんは言っています。
「教えません」
私のドキドキを返して欲しい、本当に。
『免疫がないってマジでヤバいよ?みんな、気を付けてね?』と、声を大にして言いたい。
思う存分、男子とも仲良くして、恋愛もして、エンジョイして欲しい。
私にとって恋愛は────“禁断”だから。
── とある日の朝、同じクラスの陽キャ君に話しかけられた。
「おっはよ~!月城ちゃん!」
「おはよう」
「ねえ、今週の土曜なんだけどさ~。男女10人くらいでカラオケ行かね?って話になってんだけど~。どう?美冬ちゃんも一緒にさ!」
「……ああ、ごめん。私は予定あるから無理かな。美冬はどうだろう。聞いてみたら?」
特に何も言わず、濡れた髪をかき上げながら私を見下ろす桐生さん。
大人の色気……というより、桐生さんの色気が凄すぎて心臓に悪い。
胸がドキドキして、爆発しちゃうんじゃないかって本気で心配になる日々。
そんな状態になっていることは、桐生さんが知るはずもなく、めちゃくちゃ距離感がバグってる時もしばしば……。
今、まさにそれ。
顔、近すぎるんですけど!!
「飯」
「……」
───── 『腹減った。今日の晩飯なに』と桐生さんは言っています。
「教えません」
私のドキドキを返して欲しい、本当に。
『免疫がないってマジでヤバいよ?みんな、気を付けてね?』と、声を大にして言いたい。
思う存分、男子とも仲良くして、恋愛もして、エンジョイして欲しい。
私にとって恋愛は────“禁断”だから。
── とある日の朝、同じクラスの陽キャ君に話しかけられた。
「おっはよ~!月城ちゃん!」
「おはよう」
「ねえ、今週の土曜なんだけどさ~。男女10人くらいでカラオケ行かね?って話になってんだけど~。どう?美冬ちゃんも一緒にさ!」
「……ああ、ごめん。私は予定あるから無理かな。美冬はどうだろう。聞いてみたら?」



