「すみません!!ごめんなさい!!」
大声で謝っている女の声が聞こえた。
再び視線を前へ戻すと、若い女がどっからともなく走ってきて、老人のもとへ向かっていた。
若い女は老人に声を掛けて、老人をおぶりなが止まっている車へ何度も頭を下げ、横断歩道を渡りきる。
別に大した光景ではない……はずなんだが、どうしても若い女から目が離せない……いや、離したくねぇとすら思う。
・・・・なんだ、この感情は。
随分と大人びてはいるが、どっからどう見ても大学生くらいの女だろ。
そんな女から目を離せないってどういうことだ?こんなにも目を奪われたことは、今までかつてない。
そもそも、女に興味を持ったことが一度もない。どれもこれも一緒にしか見えねぇし。
「いやぁ、今時の子も捨てたもんじゃないっすねぇ。つーか、めちゃくちゃ可愛くなかったすか!?美少女的な感じで!!俺、ナンパしてきていいすかね!?」
うぜぇテンション感で車を走らせている長岡。
つーか、あの女だけは誰にもやれねえ。他の野郎にやるくらいなら俺のモンにする。
────── は?
・・・・いや、なに考えてんだ……俺。すこぶる可笑しなこと言ってねぇか?
大声で謝っている女の声が聞こえた。
再び視線を前へ戻すと、若い女がどっからともなく走ってきて、老人のもとへ向かっていた。
若い女は老人に声を掛けて、老人をおぶりなが止まっている車へ何度も頭を下げ、横断歩道を渡りきる。
別に大した光景ではない……はずなんだが、どうしても若い女から目が離せない……いや、離したくねぇとすら思う。
・・・・なんだ、この感情は。
随分と大人びてはいるが、どっからどう見ても大学生くらいの女だろ。
そんな女から目を離せないってどういうことだ?こんなにも目を奪われたことは、今までかつてない。
そもそも、女に興味を持ったことが一度もない。どれもこれも一緒にしか見えねぇし。
「いやぁ、今時の子も捨てたもんじゃないっすねぇ。つーか、めちゃくちゃ可愛くなかったすか!?美少女的な感じで!!俺、ナンパしてきていいすかね!?」
うぜぇテンション感で車を走らせている長岡。
つーか、あの女だけは誰にもやれねえ。他の野郎にやるくらいなら俺のモンにする。
────── は?
・・・・いや、なに考えてんだ……俺。すこぶる可笑しなこと言ってねぇか?



