──── お母さん。その女子高生みたいなノリ、何とかならないの?……いや、なるわけがないか。元々こういう人だし……。
そんなこんなで女子会が始まって、オールするはめになったのは言うまでもない。
「美冬、付き合わせてごめんね?バイト大丈夫?」
「余裕。オールとか慣れてるし、雫さんとワイワイすんの好きだし。んじゃ、行ってくるわ」
「うん。気をつけてね」
「雫さんによろしく」
「は~い」
お酒を飲みすぎて、まだ爆睡中のお母さん。
すると、ピンポーンッとインターフォンが鳴った。
美冬かな?忘れ物……?
モニターを確認すると、そこに立っていたのは桐生さんだった。
慌てて玄関を開けると、私の顔をジーッと見て、頬に手を添えてきた桐生さん。
「眠れなかったか」
そう言って、何故か辛そうな表情をしている。
確かに眠れなかったよ……女子会が盛り上がっちゃって。
「まあ……はい……」
「悪かった」
「え?」
いやいや、桐生さんは関係ないでしょ。なんで謝るの?
「俺がお前を巻き込んだ」
「いやいや、桐生さんは関係ないですけど……」
桐生さんどうしちゃったんだろう……。
──── あ、忘れてた……あの出来事を。
そんなこんなで女子会が始まって、オールするはめになったのは言うまでもない。
「美冬、付き合わせてごめんね?バイト大丈夫?」
「余裕。オールとか慣れてるし、雫さんとワイワイすんの好きだし。んじゃ、行ってくるわ」
「うん。気をつけてね」
「雫さんによろしく」
「は~い」
お酒を飲みすぎて、まだ爆睡中のお母さん。
すると、ピンポーンッとインターフォンが鳴った。
美冬かな?忘れ物……?
モニターを確認すると、そこに立っていたのは桐生さんだった。
慌てて玄関を開けると、私の顔をジーッと見て、頬に手を添えてきた桐生さん。
「眠れなかったか」
そう言って、何故か辛そうな表情をしている。
確かに眠れなかったよ……女子会が盛り上がっちゃって。
「まあ……はい……」
「悪かった」
「え?」
いやいや、桐生さんは関係ないでしょ。なんで謝るの?
「俺がお前を巻き込んだ」
「いやいや、桐生さんは関係ないですけど……」
桐生さんどうしちゃったんだろう……。
──── あ、忘れてた……あの出来事を。



