私は男の腕に思いっきり噛み付いた。
「痛っ!!」
掴まれていた腕が解放され、その隙に走り出す。
「こんのクソアマがぁっ!!!!」
後ろでそう叫んでいる男。
私は振り向くことなく走った。
このまま美冬のバイト先へ……いや、それはダメ。美冬を巻き込むわけにはいかない。
──── 美冬……。
私は和菓子屋の手前にある路地裏に入って先を進み、上がる息を必死に抑えて物陰に身を隠した。
どうしよう。
焦ってこんな場所へ来ちゃったけど、ここに入るのを見られてたかもしれない。
逃げ場がっ……。
「み~つけた」
「ひっ!?」
「馬鹿だねえ、キミ」
胸ぐらを掴まれて、無理やり立たされると、ドンッ!!と壁に押し付けられ、手で口を塞がれた。
「んぐっっ……!?」
「桐生のお気に入りは、どんな味かなぁ?」
「んんっーー!!」
「なあ、あの桐生を虜にしちゃうスゲぇテクニックとかあんの~?オレにもシしてよ」
体をベタベタと触られて、それが気持ち悪くて仕方ない。
・・・・触んないで。桐生さん以外に触れられたくない、触らせたくない。
「痛っ!!」
掴まれていた腕が解放され、その隙に走り出す。
「こんのクソアマがぁっ!!!!」
後ろでそう叫んでいる男。
私は振り向くことなく走った。
このまま美冬のバイト先へ……いや、それはダメ。美冬を巻き込むわけにはいかない。
──── 美冬……。
私は和菓子屋の手前にある路地裏に入って先を進み、上がる息を必死に抑えて物陰に身を隠した。
どうしよう。
焦ってこんな場所へ来ちゃったけど、ここに入るのを見られてたかもしれない。
逃げ場がっ……。
「み~つけた」
「ひっ!?」
「馬鹿だねえ、キミ」
胸ぐらを掴まれて、無理やり立たされると、ドンッ!!と壁に押し付けられ、手で口を塞がれた。
「んぐっっ……!?」
「桐生のお気に入りは、どんな味かなぁ?」
「んんっーー!!」
「なあ、あの桐生を虜にしちゃうスゲぇテクニックとかあんの~?オレにもシしてよ」
体をベタベタと触られて、それが気持ち悪くて仕方ない。
・・・・触んないで。桐生さん以外に触れられたくない、触らせたくない。



