「どうした」
「……っ!?」
立ち止まる私に、後ろから覗き込むように見てきた桐生さん。
ちっ、近い、とにかく近い!!
桐生さんって距離感おかしくない!?
「き、桐生さん……」
「ん?」
──── なんでこんな至近距離で私を見つめてくるんですか。やめて、心臓に悪いから。
・・・・誰にでもこんな距離感なのかな……。
そう思ったら胸がモヤモヤしてきた。
「距離感バグってるって言われませんか」
ムスッとした声で、可愛くない言い方しちゃったな……最悪。
「あ?別に」
「……そうですか」
“なに言ってんだ?”みたいな雰囲気の桐生さん。
この人、無自覚で女の人を何人も、何十人も落としてきたんだろうなって思った。
「怒ってんのか」
「いえ」
「怒ってんだろ」
「違います」
きっとこれが、“子供っぽい”……そう思われているんだろうな。
「腹減ったか」
「……はい?」
「たくさん食え」
私の頭をポンポンッと撫でて、リビングへ行ってしまった桐生さん。
──── お腹が空いて機嫌が悪いって勘違いされてるんですけど。
自分の中でモヤモヤに折り合いをつけて、リビングへ向かった。
「……っ!?」
立ち止まる私に、後ろから覗き込むように見てきた桐生さん。
ちっ、近い、とにかく近い!!
桐生さんって距離感おかしくない!?
「き、桐生さん……」
「ん?」
──── なんでこんな至近距離で私を見つめてくるんですか。やめて、心臓に悪いから。
・・・・誰にでもこんな距離感なのかな……。
そう思ったら胸がモヤモヤしてきた。
「距離感バグってるって言われませんか」
ムスッとした声で、可愛くない言い方しちゃったな……最悪。
「あ?別に」
「……そうですか」
“なに言ってんだ?”みたいな雰囲気の桐生さん。
この人、無自覚で女の人を何人も、何十人も落としてきたんだろうなって思った。
「怒ってんのか」
「いえ」
「怒ってんだろ」
「違います」
きっとこれが、“子供っぽい”……そう思われているんだろうな。
「腹減ったか」
「……はい?」
「たくさん食え」
私の頭をポンポンッと撫でて、リビングへ行ってしまった桐生さん。
──── お腹が空いて機嫌が悪いって勘違いされてるんですけど。
自分の中でモヤモヤに折り合いをつけて、リビングへ向かった。



