幼馴染、終わりにします?!

「最近、三園くんといないね」

終礼が終わって、ちょっと机でぼーっとしてたとき。

隣でシャーペンを回しながら、ゆいくんが言う。
びっっくりした、今ちょうどそのことを考えていて。さすがに、びっくり。

「別に」

「喧嘩?」

「してない」

してないけど。
なんか、遠いんだよねー、今までみたいにならない。
こんなの、はじめてでどうすればいいかもわからないし。

「三園くん、また先帰ったね」

胸がちくっとした。
いやいや、違くて。

「部活でしょ」

部活が忙しいって最近世理が言ってた。きがする。

「ふーん」

少しの沈黙が流れる。

「じゃあさ」

さらっと。

本当にさらっと。

「うち来る?」

「……は?」

言った。いや、元々チャラいのはわかってたけど。
どこか信用できる部分があるゆいくんが言うのが罪なんだけど。

「数学のワークやばいって言ってたじゃん。俺んち参考書いっぱいあるし」

たしかに言った。
言ったけど。そういうことじゃないじゃん。今までは、教室でやってたし。
時々、紘菜もいたし。

……まあ、勉強だし。
帰っても世理いないし。って、こっちが本音…?

「…じゃあちょっとだけ」

「決まり」