幼馴染、終わりにします?!

「紗杷、ここ間違ってる」

シャーペンの先が、私のノートの端をとんとん叩く。

…近い。
顔、近い。

「うわ、ほんとだ…ありがと」

「だから言ったじゃん、俺が同じクラスでよかったでしょ?」

にやっと笑う。

うーん、チャラい。
でも正直、助かってる。

なんか最近ゆいくんは、やたら面倒見がいい。

消しゴム拾うのも早いし、
重いプリントまとめて持ってくれるし、
移動教室も「一緒行こ」って自然に隣にいる。

偶然…?
いや、偶然にしては多い。

「ねえ紗杷」

「なに」

「三園くんってさ、独占欲強い?」

「は?」

突然なに。なんで世理の話が出てくるの。
あの日、世理とゆいくんが話した日以来、ゆいくんは世理のことをなんだか避けている様子だったのに。

「別に?普通だよ」

むしろふわふわ系だし。

……いや、たまに怖いときあるけど。

「ふーん」

その“ふーん”ってやめてほしい。

なんか知ってる人の顔って感じがして、やだ。