幼馴染、終わりにします?!



いつもの帰り道。

俺はいつも通り紗杷の腕に絡む。

「痛いって」

「ごめん」

なんか、余裕ないかも。
さっきの永嶺からの宣戦布告のせいか、無意識にいつもより強く腕を掴んでいた。

「今日なんか変だよ?」

「別に」

少し強がった。ここで俺が崩れたら永嶺の思うつぼ。
紗杷は気づいてないだろうけど。

永嶺が、遠くからその背中を見ていることも。

「…奪うよ」

小さく、誰にも聞こえない声で呟いた。