*
いつもの帰り道。
俺はいつも通り紗杷の腕に絡む。
「痛いって」
「ごめん」
なんか、余裕ないかも。
さっきの永嶺からの宣戦布告のせいか、無意識にいつもより強く腕を掴んでいた。
「今日なんか変だよ?」
「別に」
少し強がった。ここで俺が崩れたら永嶺の思うつぼ。
紗杷は気づいてないだろうけど。
永嶺が、遠くからその背中を見ていることも。
「…奪うよ」
小さく、誰にも聞こえない声で呟いた。
いつもの帰り道。
俺はいつも通り紗杷の腕に絡む。
「痛いって」
「ごめん」
なんか、余裕ないかも。
さっきの永嶺からの宣戦布告のせいか、無意識にいつもより強く腕を掴んでいた。
「今日なんか変だよ?」
「別に」
少し強がった。ここで俺が崩れたら永嶺の思うつぼ。
紗杷は気づいてないだろうけど。
永嶺が、遠くからその背中を見ていることも。
「…奪うよ」
小さく、誰にも聞こえない声で呟いた。

