幼馴染、終わりにします?!

「好きにすれば」

俺は吐き捨てるように言った。
今までは紗杷が高嶺の花だったから。男は俺が近くにいたら寄って来なかったのに。

「言質もらった」

めんどくさい。よりによって永嶺由樹が寄ってくるなんて。

「でもさ
紗杷、鈍いよ」

「知ってる」

知ってるって、お前に何がわかんの。何年一緒にいたと思ってんの。

「傷つけたら許さない」

一瞬だけ、永嶺の目が揺れた。

「それ、俺の台詞」

あーバチバチだ。だせえ。


その少し離れたところで。

「え、なにあの2人向かい合ってんの」

紗杷はのんきに首をかしげる。

「仲良くなったのかな?」

——まったく気づいていない。