私の名前は、赤井実和(あかい みわ)。
姫君と呼ばれている。
年齢は、27よ。
私には1つ趣味があるの。それは、〝吸血鬼〟。
「取って食おう」なんて、しないわ?
ただ、吸血鬼に興味があるだけ。
吸血鬼って、恐ろしい生き物って言うけど……本当かしら?
私にはそう思わない。
血を吸う快楽を楽しみたいもの。
だから、いつも思うの『吸血鬼が居たらいいな』って。
そんな夜の散歩道のこと……それは、起きた。
いつものように街を散歩していたら……1人の男性?が、苦しそうに壁にもたれていた。
(あら、大丈夫かしら?)
私はその人の近くに寄る。
「あの、大丈夫ですか?」
その人は、私を見た。
男の人は、苦しそうに
「……すみません。無理みたい……です」
と返答が帰って来た。
どうしましょう。
ここに放置は、……やばいわよね。
「私の家、近くなので…私の家に行きましょう」
「……いいんですか?」
「ちょっと、散らかってますけどね」
「ありがとう……ございます」
〜🌹〜
「……ここです」
大きな城に私は男を招き入れた。
私は、その人と部屋に入る。
その人をソファーに座らせ……
あら、ビックリ。
「貴方……吸血鬼なんですね」
「……はい。お腹を空かせて……あの場に、倒れていました」
「そうでしたか。なら、私の血でも呑みます?」
「え!そんな、……いいんですか?!」
「ええ、良いわよ」
私は、呑みやすいように襟を広げた。
すると、ガッツクようにしてその人は私の血を喉を鳴らしながら呑む。
私の顔はウットリ。
血を吸われるって……気持ちいんだ。
満足したのか私から離れた吸血鬼。
「自己紹介まだ、でしたね。血を貰ったお礼に俺の名前を教えます。
闇と申します。お見知り置きを」
「私の名前は、実和よ。ねぇ?闇さん」
「?」
「貴方にこの赤い真っ赤な薔薇を差し上げますわ」
「これは……!」
「ずっと、貴方を探してたのよ?貴方に出会えた嬉しいわ」
『永遠の愛を実和さんに……』
私は再び闇に血を吸われた。
すると、首筋にほのかに暖かい感触がした。
触るとそこだけが熱を持っている。
「吸血鬼の花嫁の印」
「ようやく……見つけた。私の吸血鬼王子様」
「俺と共に来い」
「はい……❤」
🌹🌹🌹
私は、彼の花嫁になった。
ずっと追い求めて居た吸血鬼。
「実和」
私は、城の中で闇とキスを交わした。
「愛してる」
「私もよ」
❦ℯꫛᎴ❧