お願いだから、好きって言って。


「おー、綾瀬もそういう服着るんだな」
「へ……?! 篠塚……?!」


 辺りをキョロキョロしていると、後ろから篠塚くんが声をかけてきた。

 上下ふわふわのレモンイエローの部屋着。オレンジでキラキラした綾瀬さんにぴったり似合っていて可愛い。


「あっちで線香花火配ってるらしいから、一緒に行かね?」
「え……でも……」


 綾瀬さんは心配なのか、私の方をちらりと見る。
 

「いってらっしゃい、楽しんできて」


 と微笑むと、綾瀬さんは申し訳なさそうに篠塚くんと2人で遠くへ行ってしまった。



 1人になったしどうしよう……なんて考えていると……




「あの、もし1人なら一緒に花火しません?」




 後ろから話しかけられ、振り返る。
 

 そこには、名前も知らない男子が3人いた。