お願いだから、好きって言って。



 これ以上考えたら、ごちゃごちゃしすぎて……変な考えに陥ってしまいそう。


 ダメになってしまいそう。


 そう思った私は、今度は雪崎くんに質問をすることにした。



「じゃあ……雪崎くんの好きなタイプ、知りたいな……」

「えー……そんなの考えたことないんだけど。からかいがいがある人とか? 反応可愛い子好きだよ」


 なんか、冗談なのかな……? 最初から最後まで本心じゃないような気がしてきた。


「じゃあ、次俺ね」


 それに、雪崎くんはその答えについて掘り下げられるのが嫌なのか、すぐに話を逸らそうとしてくる……そういうとこ、ずるいなぁ……


「双葉さんって、好きな人……いる?」


 今までとは違って、真顔でまっすぐと見つめられながら聞かれる。
 思わずドキリと心臓が高鳴る。


 全部分かってて聞いてきてるのかな? って思ってしまうほど、確信があるような目……

 全部バレてるのかと疑いたくなるほど、真剣な表情。



 そんな目で見つめられたら、逸らすことができない。