お願いだから、好きって言って。


 思わず隣に顔を向けると、佐藤くんと目が合った。


 佐藤くんが図書委員……?
 もっと、体育委員や文化委員みたいなのになるものだと思ってた。


 それがまさか、一緒になるなんて……思ってもなかった。


「じゃあ、双葉と佐藤。図書委員な」


 教室がざわめく。


 クラスの女子たちは「手挙げておけばよかった」やら「なんで?」とか、小声で話し合っていた。


 あんな話をしたあとで、同じ委員なんて……気まずい。


 できることなら変わってあげたいし……私も、何で?って思う。



「……とりあえず、委員会に入った人は今日の会議に各自行くこと。以上、気を付けて帰れよ」