お願いだから、好きって言って。



「ほら! 行くよ!」

 再びゆにちゃんに手を引かれ、人混みの中へと入っていくことに。

「ちょっと! 通して! どいて!」

 ゆにちゃんが人混みの中をかき分け、ズカズカと進んでいくなか、私は周りの人に「すみません、ごめんなさい……!」と謝罪しながら、ゆにちゃんに手を引かれる。


 そして、人混みの中心部分になるにつれ、声が大きく聞こえてくる。



「佐藤くん! あの投稿なに?! 彼女できたの? 今まで誰とも付き合わなかったのに、なんで?」


「篠塚くんも! 彼女作るつもりないって言ってたのに! 2人して突然……」



 と、ギャーギャーと女子が佐藤くんと篠塚くんに詰め寄っていた。