お願いだから、好きって言って。



「え、一吾?」
「双葉サン?!」

 聞きなれた2人の声に呼び止められ、振り返る。
 そこには予想通り、綾瀬さんと篠塚くん。

「えっ、そこそういう感じ?」
「ちょっ! ばっか、なに言ってんの!」
「いって!」

 綾瀬さんは、目をキラキラさせながら私と佐藤くんを交互に見る篠塚くんの肩を叩く。

 綾瀬さん……私が佐藤くんに振られたこと、知ってるし……篠塚くんだけ、なにも知らないんだもんな……


「そういや雪崎は?」


 篠塚くんの問いかけに、相良さんとどこかへ行ったと説明する。

「じゃあ俺ら4人で昼飯でも食べるか」


 綾瀬さんは篠塚くんの提案に驚き、小声で問いかけてきた。


「え゙、あ……双葉サン、大丈夫……?」


 大丈夫……だけど、気まずい……よね。
 私的には、綾瀬さんと篠塚くんはいい感じだし……

 佐藤くんも、ここに私がいると気まずいんじゃないかな?