飛び出してきたはいいものの、やっぱり1人となると時間がゆっくりに感じてしまう。
かと言って、つい昨日振られた相手と気まずい時間を過ごすのも嫌だ。
佐藤くんだって、私と話したいなんて思ってないだろうし……
やっぱり、お腹減った……
でも、佐藤くん……何か食べに行くって言ってたし。お店の方に行くと、鉢合わせちゃいそう。
コンビニとかあればいいけど……
と、辺りをキョロキョロと見渡す。
少し道路を歩いてみようかな、何かあるかもしれないし。
あと1時間もあるし、カフェとかあればいいんだけど……
――と、道路に足を踏み入れた瞬間……
強く腕を捕まれる。
もしかして……
「佐藤く……」
振り返ってそう呼びかけるも、そこには知らない男の人が2人いた。


