「腹減ったから飯食いに行かね? あっちにかき氷あるっぽいけど。ふわふわのやつ」
「かき氷?! 食べたい! ……2人はどする……?」
私と相良さんの方を見ては、気まずそうに様子を伺う綾瀬さん。
「うちら、べつにお腹減ってないし。行っておいでよ。ね? 双葉さん」
「うん……! 行ってらっしゃい」
綾瀬さんは、申し訳なさそうに「ごめん! 行ってくる……!」と言うと、篠塚くんと屋台の方へと消えて行った。
「2人になったな……双葉さんはうちと2人だと気まずいよな?」
「えっ……そんなことない、けど……あんまり話題出すの得意じゃなくて」
相良さんもお喋りが得意なわけじゃないようで、沈黙の気まずい時間が流れる。
相良さんも……佐藤くんのとこに行きたいんだろうけど……自分からは言い出せないよね……
私から……言わないと。


