ちらっと隣を見ると橘陽斗という名前の男がやばいやばいと言いながら俯いていた。
彼の机を見ると、消しゴムがないことに私は気づいた。
デジャブ...と思った。
私は先生がこっちを見ていないことを確認してからサッと彼の机の上に自分の消しゴムを置いた。
彼は驚いて私の方を見てきたから私は『使って』と口パクで伝えた。
彼は嬉しそうに笑い、テストを再開した。
テスト終了後、橘君は無駄に大きい声で
「消しゴムありがとう!!」
太陽のような眩しい笑顔で話しかけてきた。
「大丈夫よ、それより問題が解けたなら良かった」
「あー、俺頭悪すぎるから消すことないんだよね~俺今さっき出席番号を中学生の時ので書いてて焦ってたんだよ」
と呑気にあははと笑ってきた。
第一印象はなんなんだこいつだ。
問題を消すことがないって...山本君と同じこと言ってると思ってしまい、私はまた古い傷がチクリと傷んだ。
彼の机を見ると、消しゴムがないことに私は気づいた。
デジャブ...と思った。
私は先生がこっちを見ていないことを確認してからサッと彼の机の上に自分の消しゴムを置いた。
彼は驚いて私の方を見てきたから私は『使って』と口パクで伝えた。
彼は嬉しそうに笑い、テストを再開した。
テスト終了後、橘君は無駄に大きい声で
「消しゴムありがとう!!」
太陽のような眩しい笑顔で話しかけてきた。
「大丈夫よ、それより問題が解けたなら良かった」
「あー、俺頭悪すぎるから消すことないんだよね~俺今さっき出席番号を中学生の時ので書いてて焦ってたんだよ」
と呑気にあははと笑ってきた。
第一印象はなんなんだこいつだ。
問題を消すことがないって...山本君と同じこと言ってると思ってしまい、私はまた古い傷がチクリと傷んだ。
