不憫な妹が可哀想だからと婚約破棄されましたが、私のことは可哀想だと思われなかったのですか?

 マグナード様は、本当に私のクラスメイトとして話に応じてくれた。
 ルヴィード子爵家を公爵家の立場で利用しようとしている。そう考えてしまったことが申し訳なくなるくらい、彼の助言はありがたかった。

「まあ、両親がどう判断するかは、わからないけれど……」

 私は、両親から届いてきた手紙の封を開けながら、そんなことを呟いていた。
 マグナード様の助言通り両親に連絡を取って、その返信が来たのである。
 それを読むのには、少々勇気が必要だった。その手紙によって、私の運命は左右されるからだ。

「……え?」

 そして手紙を開いた私は、ひどく動揺することになった。
 手紙に書かれている事柄が、信じられないことであったからだ。

 ただそれは、私にとって悪い情報という訳ではない。むしろこれは、有益な情報である。
 どうやら風向きは、こちらに向いているようだ。そう思って、私は少しだけ笑みを浮かべるのだった。