視線に怯えていた私だったが、ベルダー様とマグナード様の和やかな会話に少し肩の力が抜けた。
どうやらベルダー様は、私に特別鋭い視線を向けてきていた訳ではないらしい。それはとても、安心できることだった。
既に敵意を向ける程であるというなら、婚約を認めてもらえる可能性が低かっただろう。そうでないということなら、まだ可能性が高そうだ。
「イルリア嬢、すみませんね。兄上は元々目つきが鋭い人で……僕もそろそろ慣れたい所なんですが、やっぱり怖いですよね?」
「マグナード、恋人の肩を持つなとは言わないが、その発言は少々不躾が過ぎるぞ」
「すみません。でも、兄上の視線は怖いんです」
「後ろを向いて話してやろうか」
「それは、相手に失礼ですよ」
「どうしろというのだ」
どうやらベルダー様は、私に特別鋭い視線を向けてきていた訳ではないらしい。それはとても、安心できることだった。
既に敵意を向ける程であるというなら、婚約を認めてもらえる可能性が低かっただろう。そうでないということなら、まだ可能性が高そうだ。
「イルリア嬢、すみませんね。兄上は元々目つきが鋭い人で……僕もそろそろ慣れたい所なんですが、やっぱり怖いですよね?」
「マグナード、恋人の肩を持つなとは言わないが、その発言は少々不躾が過ぎるぞ」
「すみません。でも、兄上の視線は怖いんです」
「後ろを向いて話してやろうか」
「それは、相手に失礼ですよ」
「どうしろというのだ」



