不憫な妹が可哀想だからと婚約破棄されましたが、私のことは可哀想だと思われなかったのですか?

「おめでとうございます、ととりあえず言っておきましょうか。まだどうなるかはわからないということですが、お二人ならきっと大丈夫だと、私は思っていますよ」
「ありがとうございます、ミレリア嬢」

 私とマグナード様は、とりあえずルヴィード子爵家に向かっていた。まずお父様とお母様に、今回の話を了承してもらう必要があるからだ。
 その道中、私達はアークウィル伯爵家に立ち寄った。ミレリア嬢にも、今回のことを報告しておきかったからである。
 そんな私達のことを、彼女は快く受け入れてくれた。その快闊な笑顔からは、私達のことを祝福してくれていることが伝わってくる。

「でも、私からすると、少々時間がかかり過ぎたような気もしますね。まあ、お二人も色々とありましたから、仕方ないことなのかもしれませんが……」