結局私達は、一睡もせずに夜を越した。
皆で話したりしていたが、それでも長い時間だったといえる。一夜を越したのだから当然なのだが、正直もう結構くたくただ。
「とりあえず日は昇りましたね……まあ、朝になったからといって、油断することはできませんが、少しは安心することができます」
「ええ、そうですね……」
基本的に、ああいった者達は夜中に行動することが多いだろう。そのため、少しは気を抜くことができる。
少なくとも、夜の間よりは安全だ。そう思ったら、少し眠気が湧いてきた。
「イルリア嬢、大丈夫ですか? なんだか、顔色が悪いような気がしますが……」
「実の所、昨日は一睡もしていなくて……」
「おや、そうなのですか?」
「ええ、眠れなくて起きていて、人影に気付いたので」
他の皆は、私が叫ぶまでは眠っていたはずである。一方で、私は一睡もしていない。その違いは些細なものかもしれないが、周囲に私程憔悴している人はいなさそうだ。
皆で話したりしていたが、それでも長い時間だったといえる。一夜を越したのだから当然なのだが、正直もう結構くたくただ。
「とりあえず日は昇りましたね……まあ、朝になったからといって、油断することはできませんが、少しは安心することができます」
「ええ、そうですね……」
基本的に、ああいった者達は夜中に行動することが多いだろう。そのため、少しは気を抜くことができる。
少なくとも、夜の間よりは安全だ。そう思ったら、少し眠気が湧いてきた。
「イルリア嬢、大丈夫ですか? なんだか、顔色が悪いような気がしますが……」
「実の所、昨日は一睡もしていなくて……」
「おや、そうなのですか?」
「ええ、眠れなくて起きていて、人影に気付いたので」
他の皆は、私が叫ぶまでは眠っていたはずである。一方で、私は一睡もしていない。その違いは些細なものかもしれないが、周囲に私程憔悴している人はいなさそうだ。



