不憫な妹が可哀想だからと婚約破棄されましたが、私のことは可哀想だと思われなかったのですか?

 私達は、山の山菜やきのこの料理をいただいた後、辺りでも有名なパティシエがいる店でケーキをいただいた。
 その後は服屋などといった店を回り、夕方くらいに別荘まで戻ってきた。

「……なんだか様子がおかしいな」
「何かあったのでしょうか? ブライト殿下、皆さんをお願いします。僕は状況を確認してきますから」
「ああ、こっちは任せておけ」

 しかし戻ってきた別荘では、使用人達がせわしなくしていた。それはつまり、何かしらの問題があったということだ。
 とりあえず代表でマグナード様が話を聞いてくれているので、私達は待機する。あまり大きなことが起こっていないといいのだが。

「マグナード、どうだった?」
「……それが、少々厄介なことになっているようです。使用人達は、どうやら僕達のことを探していたみたいです。行き先が行き当たりばったりでしたからね。中々見つからず、騒がしくなっているようです」