不憫な妹が可哀想だからと婚約破棄されましたが、私のことは可哀想だと思われなかったのですか?

「やはりそうだったのですね。私達は、仲が良い姉妹という訳ではなかった、という解釈でいいのでしょうか?」
「それはその……」
「なんとなく、そうじゃないかと思っていたんです。でもお姉様はお優しい方ですね。嫌っているはずの私に、こんなに良くしてくれるなんて」

 エムリーは、どこか痛々しい笑みを浮かべていた。
 無理をしている。その笑顔を見れば、誰もがそう思うだろう。
 私は、ゆっくりと息を呑んだ。何かフォローをしたいのだが、言葉はまったく出て来ない。

「きっと私は、ひどい人間だったのでしょうね。なんだか、自分で自分が嫌になってきます」
「そ、そんなことは……」