不憫な妹が可哀想だからと婚約破棄されましたが、私のことは可哀想だと思われなかったのですか?

「その後、彼らは私のことを非難してきました。私のせいで、報復ができなくなったと」
「やっていることも言っていることも滅茶苦茶ですね。やはり、あの二人はとんでもない人達です。ミレリア嬢の警告がなければ、私もどうなっていたことか……」

 ミレリア嬢のことは、私にとって決して他人事ではない。
 彼女からの警告がなかった場合、こうなっていたのは私だっただろう。
 いやそれ所か、もっとひどいことになっていたかもしれない。本当にありがたい警告だったといえる。

「あの、所でマグナード様はどちらに?」
「え? ああ、彼は少し頭を冷やしたいみたいで……」
「頭を冷やす?」
「あなたは意識が朦朧としていて、気付かなかったか。あいつは、ヴォルダンに対して結構苛烈なことをしたんだ。今はそれを反省している」