不憫な妹が可哀想だからと婚約破棄されましたが、私のことは可哀想だと思われなかったのですか?

「皆さんには、色々とご迷惑をおかけしてしまいましたね……」
「いいえ、お気になさらないでください。そんなことよりも、ミレリア嬢は大丈夫なんですか?」
「ええ、もう問題ありません。まあ、念のため後日、病院には行くことになりそうですが……」

 保健室にて、ミレリア嬢は私にはきはきと返答を返してくれた。
 彼女の顔色は、すこぶるいい。本人が言っている通り、大丈夫そうだ。お医者様にも診てもらったようだし、多分問題はないだろう。
 それによって、私はやっと本当の意味で安心することができた。マグナード様も罰を受けなかったし、ミレリア嬢も無事であるならば、少しは気を緩められるというものだ。