不憫な妹が可哀想だからと婚約破棄されましたが、私のことは可哀想だと思われなかったのですか?

「二人は、こちらの動きをある程度理解していた。ということは、ミレリア嬢が何をしたのかも把握していたということになります」
「マグナード様、それって……」
「ええ、二人が彼女を狙ったとしても、おかしくはありません」

 マグナード様が語ったことに、私は固まってしまった。
 私は今朝、ミレリア嬢と友人になったばかりだ。そんな彼女に危機が迫っているなんて、考えてもいなかった。
 なんというか、猛烈に後悔の念が湧いてきた。どうして私は、もっと彼女のことを気にかけていなかったのだろうか。

「とにかく、ミレリア嬢を探さなければなりません。二人が関与していようがいまいが、今は彼女の所在が重要です」
「ええ、そうですね……」

 私は、マグナード様の言葉にぎこちなく頷いた。
 ミレリア嬢のことが、とにかく心配だ。どこにいるかはわからないが、早く見つけてあげたい。