不憫な妹が可哀想だからと婚約破棄されましたが、私のことは可哀想だと思われなかったのですか?

「申し訳ありません。失礼でしたね」
「いいえ、失礼だなんてとんでもありません。ただ、少し驚いていただけです」
「ですが、私の方が地位が下な訳ですし……」
「そんなことはお気になさらないでください。この学園では、皆平等なのですから」

 私の言葉に、ミレリア嬢はゆっくりと首を振った。
 なんというか、少し嬉しそうに見える。もしかして彼女も、友達が少なかったりするのだろうか。

「とにかくそういうことなら、今日から私達はお友達であるとしましょう」
「いいんですか?」
「ええ、もちろんです」

 ミレリア嬢は、笑顔で私の言葉に頷いてくれた。
 本当に友人になれたという事実には、私も笑みを浮かべてしまう。