「てか動物園より、あたしお腹すいたんだけど」
手を離すことを諦めたあたしはもう片方の手でお腹をさすると、半歩前の桜庭を見上げる
「じゃ先に飯食うか」
「どこかいいとこ知ってる?」
せっかくの休日だし、もうこの際桜庭とのこんな謎の日曜日を楽しんでやろう
「あー、うん。……まぁ、いけっか?」
そう言って振り返ると、上から下までジロジロあたしを品定めした桜庭が微妙そうに頷いて
「なに?」
ちょっとでかけるだけのつもりだから、ラフな服できたんだけど、なんか変?
てか桜庭ごときにおしゃれなんてしなくたっていいし、なんて
すこしワンピースを着てこなかった事を後悔

