俺にしとけよ


窓側のいちばんうしろ


窓から入ってくる風になびかれるサラサラの髪の毛


窮屈そうに机に突っ伏する広い背中



本当に同じクラス、なんだ



まだドキドキしている心臓を無視して、教室の中へ入る



「凛音みいなおはよ〜」


そう言って声をかけたくれたのは、2年とき同じクラスだった葵


「葵おはよう!同じクラスやったね!」


みいなと葵がハイタッチする