「凛音〜、そろそろ起きたら?」


よく晴れた日曜日の朝、リビングから聞こえるお母さんの声で目が覚める


「んー、今何時…」


ねぼけなまこで目をこすって枕元にあるスマホをタップする


ディスプレイに表示された 【09:40】の数字


「日曜日だし、二度寝しちゃお…」



まだまだ眠いあたしは、春の陽気も手伝ってまた深い眠りへと落ちていった






「凛音!全然降りて来ないと思ったらまだ寝てたの?」


突然バンッとあいたドアと、お母さんの声でまた起こされる


「うん、昨日漫画読んでて…」


昨日の夜遅くまで漫画を読んでたあたしは、すっかり夜更かししてしまい眠りについたのは確か3時ごろ…