俺にしとけよ




あんなに堂々と寝てたくせに何言ってんのコイツ


こっちもまた、無言で珍しいものでも見た顔をし返してやる


「まぁ、意気込みだけは認めてやるよ」



ほら、とテスト用紙を見せてきたコイツの点数はもちろん……



「ま、満点?!」


今日1番の声を出したあたしは、桜庭がもつ紙に釘付けになってしまう



何度見てもそれには 桜庭想 と書かれた横に50点の赤文字


「あんた寝てたんじゃ…」



「余裕すぎて5分で終わったから」


そう言ったあたしにいつもの得意げな顔でフン、と鼻を鳴らすとあたしのテストをサッと取り上げた