「あっ!おはよう凛音!」


あたしを見つけてこっちこっち、と手招きするのは親友のみいな


「おはよ!クラスどう?」


「凛音、お賽銭500円にしたかいあったよ!」


効果音にパァッと音が出そうな笑顔でみいなが視線をあげる


「え?本当?やっと同じクラス?」


つられたあたしも思わず頬がゆるむ


「3年5組、これで卒業まで一緒だね」


得意げに微笑むみいなの横でお互いの名前を確認したあたしは、大きく頷いた。