俺にしとけよ



けど…、でも……


せっかく同じクラスになれたんだ。


こんなチャンス、次いつあるかわかんないよ…ね?


そう自分に言い聞かせて、人生いちばんの決意したあたしは凛音と目を合わす


「隣も前も…無理、だけど…斜め前にする……」


すこし、弱めの決意を……。



「じゃ、あたしは凛音の隣座るわ」


あ、王子側じゃない方ね、と付け加えると気を遣ってくれたのか先にみいなが席に向かう



ありがとうみいな…、やっぱ持つべきものはみいなだよ…


大袈裟に心の中でお礼を呟くと、あたしもみいなの後を追った