俺にしとけよ


「じゃ、あたしも行こうかな」


そう言ってチラッと神崎くんをみると、俺はもう少ししたら帰るから、と言ってカバンの中から本を出す


「じゃーな雄太」


「神崎くん、あの、また明日」


「うん、気をつけてね」


なんだかよく知ってる友達同士のような会話に、少し嬉しくなってしまう


こんなに早く神崎くんとまたね、を交わせるようになるなんて、ついこないだまでは思ってもみなかったな



「のってくか?」



「え?なにに?」


カフェをでた桜庭とあたしの目の前には黒いベンツ