南条くんの方をチラッと見ると、なんだか不機嫌そうな顔で頬杖をついていた。
えぇっ、なんで⁉ だって、元はといえば南条くんが言いだしたんだよね?
「俺が王子役やりたかったなー」
南条くんが、わたしにだけ聞こえるような声で、ぼそりとつぶやく。
ああ、そっか。女装がイヤってことね。
「でも、そういう出し物に決まっちゃったんだから、しょうがないよ。一緒にがんばろっ」
「ふうん。ま、詩乃ががんばってくれるんなら、俺もがんばろっかな」
あ、ちょっと持ち直した?
「だって、最後にごほうびくれるんだろ?」
ごほうび……?
わたしが小首をかしげると、南条くんがニヤっと笑いながら人差し指でちょんっと自分のくちびるに触れる。
「し、しないよ⁉」
イスを蹴り倒しそうな勢いで再び立ち上がったわたしに、みんなの視線が一斉に集まる。
「すみません。なんでもありません……」
もうっ、南条くんのせいなんだからね!
「あー楽しみだなー」
だからしないってば!
「俺、こういうの出るの、はじめてなんだよね」
えぇっ、なんで⁉ だって、元はといえば南条くんが言いだしたんだよね?
「俺が王子役やりたかったなー」
南条くんが、わたしにだけ聞こえるような声で、ぼそりとつぶやく。
ああ、そっか。女装がイヤってことね。
「でも、そういう出し物に決まっちゃったんだから、しょうがないよ。一緒にがんばろっ」
「ふうん。ま、詩乃ががんばってくれるんなら、俺もがんばろっかな」
あ、ちょっと持ち直した?
「だって、最後にごほうびくれるんだろ?」
ごほうび……?
わたしが小首をかしげると、南条くんがニヤっと笑いながら人差し指でちょんっと自分のくちびるに触れる。
「し、しないよ⁉」
イスを蹴り倒しそうな勢いで再び立ち上がったわたしに、みんなの視線が一斉に集まる。
「すみません。なんでもありません……」
もうっ、南条くんのせいなんだからね!
「あー楽しみだなー」
だからしないってば!
「俺、こういうの出るの、はじめてなんだよね」



