大丈夫、青羽くんにも必ず運命の人がいる。
言おう、ちゃんと青羽くんに自分の気持ちを伝えよう。
「青羽くん、ごめん。私好きな人がいるの……」
私の言葉に青羽くんは「え?」と苦い顔をした。
「まさか……それって、同じクラスの宝生? あ、ごめん。旧校舎の屋上に二人がいること知ってたから。上の階の資料室に行ったら、旧校舎の屋上が良く見えるんだよね。そこから気になってずっと見てた」
上の資料室から旧校舎の屋上が見えていただなんて知らなかった。
青羽くんはいつから私と宝生くんが屋上でご飯を食べていたことを知っていたのだろう。
青羽くんの「宝生?」の問いにゆっくり頷く。すると、青羽くんが私に向けていた表情はドン引きした表情に変わった。
「うん、宝生くんが好きだよ」
「……え、あんな不良を? アイツ、彼氏にしたくないナンバーワンの男でしょ」
青羽くんは宝生くんのことを「不良」と決めつけ、「彼氏にしたくないナンバーワンの男」と言いきった。



