鎮まる空気のなか、寒々しい風が吹きつける。
先に言葉を発したのは青羽くんだった。「俺」と一言発せられた言葉は震えており、緊張していることが分かる。同時にそれが告白なんだということも分かった。
学年で一番モテると言われている青羽くんでさえ、告白というものはこんなに緊張するんだ。
私も手にめいいっぱい力を入れ、青羽くんの言葉に耳を傾ける。
「俺、白鳥さんが好きなんだよね。ずっと前から」
「……うん」
「あんまり話したことはないけどさ、俺、好きな子一筋だし、白鳥さんをずっと大切にするから。俺と付き合ってほしい……」
私は宝生くんを好きになって運良く両想いになれた。けれど、もし、両想いでもなんでもなくてフられる運命だったとしたら、こんなにツライことはない。
それこそもう学校には行けないかもしれない。
青羽くんの顔に視線を向ける。顔を真っ赤にして私を見ていた。
青羽くんは明日も休まず学校に来てくれるだろうか。



