『アイドルになりたい』……そう、いったけど本当の理由は……
私の名前は、蒼葉天羅(あおば てんら)。
17才の高校2年生で女だ。
お嬢様学校に通っていた。
とある、あるきっかけで男が居るアイドル科に転校した。
その理由は、お嬢様達からのイジメがあったから。
靴を隠されたり、ドレスを汚されたり、……そんな物じゃなかった。
心にぽっかりと穴が空くぐらい酷いことをされたのもあるが最初からこのお嬢様学校に通いたくなかったから。
私と商に合わない。
だから、男装して男が居るアイドル科を選んだ。
案外と男装していると心が楽になった。
男が居るアイドル科の制服を手配してもらって長い髪もベリーショート、いわゆるボーイッシュとなった。
お父さんとお母さんは、残念がってたけど……
『娘のためだ』っと言って許しを貰った。
だから、私も人間が嫌いだ。
〝メモリアル・ブラッド〟
『音楽を奏でる吸血鬼』と呼ばれている4人組アイドル達の1人リーダーこと溝野(みぞの)と一緒。
溝野に女とバレ尚且つ、嫌われた。
仕方がないんだ……
この輝夜学園に入る前、校長先生に言われた。
『ここ学校は、誇り高き名門校。ここからアイドルになって今も活動を続けている人たちも居るこの学校では、〝メモリアル・ブラッド〟と呼ぶ4人組ユニットが存在するんだ。
私たちは、この4人組を候補にしているんだ。君みたいな人が加わるともっとよりよくなると私は思うんだ。どうだい?君の願いも聞いて私たちの願いも交換するのは』
『俺に……出来ますか?』
『出来るとも。だけど、厄介に……リーダーの溝野くんは人間嫌いでね💦少々私も手が焼いてるんだ。あ、それと1つ言い忘れたんだがメモリアル・ブラッドは、凶暴で不良だから気をつけて』……
と言われたんだった。
私なんかがここでやってかれるのだろうか……
心配になってきた。
「ねぇ、転校生くんの名前なんて言うの?」
「蒼葉天羅」
「お前、聞いてなかったのか」
「え?あ、そうそう俺らの紹介まだだったよね!俺の名前は千歳(ちとせ)。で、怖い人はの名前は岸田(きした)。そして、ほんわかしている人が瀬良(せら)ま、徐々に覚えとくと良いよ✩.*˚
「ん?ちょっとまて怖いってどういうことだ?」
「ほんわかって……」
「まぁ、こういう奴らだけどとにかく!宜しく」
「よ、宜しく」
「お前後で俺の部屋に来い」
この3人とは、直ぐに打ち解けそうだけど……溝野の方は……長くなりそう。