『✩.*˚くん❤︎私にも頭ポンポンして〜』

『✩.*˚くん!私にもσ(♡∞♡)💕』

『ちょっと、押さないで。順番』


_________……


ドォンッッ!!


「うっ……いてて」

俺は見事にベットから落ちた。

めちゃくそ痛かった。


てか……夢かよ!


俺の名前は、溝野(みぞの)。

御曹司の家系に生まれて来てしまった、南天門(なてんもん )に。

17歳だ。


背が高くイケメンに育った。

父さんと母さんがイケメン美女だからだ。

で、その2人に生まれた俺。

髪の襟足が長く横の毛は耳が見えるか見えないぐらいで、前髪は目にかかっているが横に流している。

俺的に良い方だと思う。

(我ながらにしてイケメンだ❤︎)


あ〜それにしても

「派手に落ちた」

青あざになってんだろうな苦笑い(^_^;


学校に行く準備をして、と。


俺は今家から出て生活をしている。

まぁ、いわゆる寮生活ってやつ?


コンコン

「ん?」

俺は、ドアに近づき開けるとそこには同級生の千歳(ちとせ)が居た。

「なんだ。朝ぱらから」

「なんだって、酷いなー。溝野の方から大きな音がして心配して来たのに」

「それは、どーも」

「いつもの事だろ。溝野は」

この声は、岸田(きした)。

コイツも同級生。

「いつもは、余計だ」

「3人とも、食堂行くよ」

で、コイツは瀬良(せら)。


俺はコイツらと行動を共にしている。

仲のいい友人でもある。


「今日の朝食は何がいいかな〜?」

「俺は決まってる。醤油ラーメン」

「溝野って、ラーメン好きだよなー」

「お前に言われたくねぇわ」


そう言っているうちに食堂についた。

それぞれの食を手に取りテーブルにつく。


俺がいるこの学校は、大金持ちが来る将来御曹司になる人やお姫様になる人が集まってくる。

この学校でしかない取り組みがある。

それは、『アイドル』を育てる学校でもあるんだ。

で、それが俺たち。


〝メモリアル・ブラッド〟

『音楽を奏でる吸血鬼』と呼ばれている。


俺たち吸血鬼じゃねぇんだけど、オーラがどす黒いらしい( ̄▽ ̄;)?



「またー、見られてるよw」

「そんなにオーラ出してるのかね」

「目を合わせると顔を赤くしてプイってするし」

「溝野は……なんの反応しねぇのな」

「へ?食べるのに夢中」

「いっつも、溝野は女に興味ないのな」


そう、俺は女と目を合わせたことがない。



みんなが食べ終えると自分たちの部屋にそれぞれ戻り、学校に行く準備をして登校した。