この空の下で君への想いを叫ぶ

お姉ちゃんが一人でメニューを広げながらにこっと微笑み片手を振ってきた。



「お母さんね、やっぱり来ないって。せっかく割引券くれたのにごめんね」


「いや…うん。別に最初から期待してなかったし…」



お母さんはやっぱり来てくれなかったか…。


まあでも、お姉ちゃんが来てくれただけでも嬉しい。



いつも必要最低限しか話さないように避けているというのに、お姉ちゃんはこんな妹の文化祭にわざわざ一人でも来てくれるなんてやっぱり優しい。


だからお姉ちゃんのことを心の底から嫌いになれないんだ。



「…ごめんね、空。今まで私のせいで勝手にたくさん比べられて、嫌な思いさせてきたよね。空のことずっと苦しめてたよね…」


「え…?」


「今更かもしれないけど、やっぱりちゃんと言っとこうと思って。空が学校楽しいなんて言うの初めてだったでしょ?だから驚いたの。…でもね、それと同じくらい嬉しかった。空はここで大切な友達に出会えて、変わったんだね」