机の上に家族割引のチケットを二枚置いて、リビングを出る。
お姉ちゃんはわかりやすく驚いた顔をしていたけど、お母さんは背を向けていたからどんな顔をしていたかわからない。
怖い。だけど…今までみたいに空気に戻るのは嫌だから。
空をちゃんと見て欲しいから。だから、後悔はなかった。
*
「な、蓮も一緒にメイド服着ようよー」
「やめろ、離せ!」
今日は午後からのシフトだったため、午前に体育館のイベントに行ったりお昼を済ませてから教室に戻ると、裏では山崎くんと小坂くんがつっかみあいをしていた。
「あ、空。見てよあれ。昨日の一件で、真紘がすっかり小坂くんを友達認定したらしくてあの有様」
「れーんー。頼むよ、メイド役一人足りねぇんだよー。俺ら友達だろー?」
「おまえなんか友達じゃねぇ!」
お姉ちゃんはわかりやすく驚いた顔をしていたけど、お母さんは背を向けていたからどんな顔をしていたかわからない。
怖い。だけど…今までみたいに空気に戻るのは嫌だから。
空をちゃんと見て欲しいから。だから、後悔はなかった。
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「な、蓮も一緒にメイド服着ようよー」
「やめろ、離せ!」
今日は午後からのシフトだったため、午前に体育館のイベントに行ったりお昼を済ませてから教室に戻ると、裏では山崎くんと小坂くんがつっかみあいをしていた。
「あ、空。見てよあれ。昨日の一件で、真紘がすっかり小坂くんを友達認定したらしくてあの有様」
「れーんー。頼むよ、メイド役一人足りねぇんだよー。俺ら友達だろー?」
「おまえなんか友達じゃねぇ!」

