「やべぇ、めっちゃ嬉しい!夢じゃないよな!?」
莉央はいつもみたいに「やめてよ!」と嫌がるんじゃなくて、素直にぎゅっと山崎くんの背中に腕を回して頷いていた。
その顔は本当に嬉しそうに、幸せそうに笑っていて、よかったとほっとする。
小坂くんと目を合わせて、そっとその場を後にし出店エリアから外れた人通りの少ない廊下を歩いていく。
「あの二人が付き合えたのも、小坂くんのおかげだね。山崎くんの背中押してあげたんだから」
「…別に俺はなんもしてねぇよ。思ったことをそのまんま言っただけ」
「それが大事なんだよ。小坂くんの言葉って結構響くっていうか、小坂くんのおかげで私も自分の名前が前よりも好きになれたし。小坂くんがいなかったらあの二人は今頃まだすれ違ったままだったかもね。小坂くんは優しいよ」
突然ぴたりと小坂くんが立ち止まってしまい、何か余計なことを言ってしまっただろうかと少し不安になる。
「…俺は、そんな立派な人間じゃない。きっと俺がいたっていなくたって、結果は何も変わってなかった」
一瞬だけ見えた小坂くんの切なそうな横顔に、ふとデジャヴを覚える。
莉央はいつもみたいに「やめてよ!」と嫌がるんじゃなくて、素直にぎゅっと山崎くんの背中に腕を回して頷いていた。
その顔は本当に嬉しそうに、幸せそうに笑っていて、よかったとほっとする。
小坂くんと目を合わせて、そっとその場を後にし出店エリアから外れた人通りの少ない廊下を歩いていく。
「あの二人が付き合えたのも、小坂くんのおかげだね。山崎くんの背中押してあげたんだから」
「…別に俺はなんもしてねぇよ。思ったことをそのまんま言っただけ」
「それが大事なんだよ。小坂くんの言葉って結構響くっていうか、小坂くんのおかげで私も自分の名前が前よりも好きになれたし。小坂くんがいなかったらあの二人は今頃まだすれ違ったままだったかもね。小坂くんは優しいよ」
突然ぴたりと小坂くんが立ち止まってしまい、何か余計なことを言ってしまっただろうかと少し不安になる。
「…俺は、そんな立派な人間じゃない。きっと俺がいたっていなくたって、結果は何も変わってなかった」
一瞬だけ見えた小坂くんの切なそうな横顔に、ふとデジャヴを覚える。

