この空の下で君への想いを叫ぶ

「人のことバカにしたり、無邪気に笑ったり?そんなの王子様がすることじゃありませーん」


「どうせ君にはバレてるんだし、取り繕う必要もないだろ」


「あはは、たしかにそうだね」



みんなが「王子」と呼んでいる一ノ瀬くんも、ちゃんと一人の男子高校生なんだな。


もっと雲の上の存在かと思っていたけど、全然私たちと変わらない。



「そっちの一ノ瀬くんの方が私は好きだよ」



きっと素の一ノ瀬くんを知ったとしても、みんなは好きになると思う。


そんな魅力が一ノ瀬くんにはあるから。



「な…っ」


「あ、好きって、人としてってことだからね?」


「知ってるわ!」