この空の下で君への想いを叫ぶ

「ううん、さっき買ってきたばっかだから平気!」



莉央に軽く手を振って、お財布だけ持って一階にある自販機に行く。



「おねーさん、今一人?」


「え?」



どれにしようか選んでいると、近くのトイレから出てきた制服の男の子に声をかけられた。



「あっちに俺の友達いるんだけど、一緒に遊ばない?女の子いなくて寂しかったんだよねー」


「えっと…大丈夫、です…」



なんだか似たようなことが文化祭でもあったような…。


じりじりと近づいてくる男子から逃げようと踵を返すけど、それよりも先に壁に手をつけられ、行手を阻まれた。


少女漫画とかでよく出てくる壁ドンをまさに今やられている状況だというのに、ときめきなんて欠片もなく少し怖いとすら思えてくる。